沼津

沼津御用邸記念公園50周年!

昭和45年に記念公園として一般公開を開始した沼津御用邸記念公園は、今年令和2年、開園から50周年を迎えました!

御用邸とは、天皇皇后両陛下をはじめ皇族方のご静養の地として使用されている別邸です。

沼津御用邸の本邸は明治26年、大正天皇(当時の皇太子殿下)のご静養のために造営されました。

その後、昭和天皇(明治天皇の皇孫殿下)の教育のために、明治36年に東附属邸が明治38年には西付属邸がそれぞれ建設されました。

本邸は、大東亜戦争時の空襲により昭和20年7月17日に完全に焼失してしまいました。

沼津御用邸は明治26年の造営されてから、昭和44年に沼津市に無償貸与されるまでの77年間、明治・大正・昭和の3つの時代に渡り避寒静養地として利用されました。

 

なぜ沼津が御用邸用地の適地として選ばれたのか?

沼津は保養地として相応しい地質的特徴を有しているのが大きな理由となります。前面には駿河湾、背後には富士山という風光明媚な立地が別荘地として注目されました。

また、沼津の冬季の気温は、東京と比べて平均気温が約1.7℃高いことも理由となりました。冬季の保養所として計画された沼津御用邸にとって重要だったのです。

そして、交通の便がよかったということも理由にあげられます。明治22年に東海道線が開通し沼津駅が開業され東京からの便が格段に良くなったのです。

 

西附属邸

西附属邸は、明治時代当時の建築様式をそのまま残していて、邸内には当時の御皇族方が使われていた家具備品の保存されており、どの様に過ごされていたのかを窺うことができます。

謁見所と玉座

謁見所と玉座

日本家屋の造りの畳の上に西洋式の絨毯が敷かれています。

廊下

邸内は履物を脱いで歩いているので、歩きながら足からも建物の温もりが伝わってきます。

 

また、西附属邸では、昭和天皇が御幼少時の描かれた直筆の絵も見る事できますよ!是非、実際に足を運ん見ていただきたいですね!

 

本邸跡地

正門

本邸は、明治33年に建てられた洋風の建物で、最初の宮廷洋館として歴史的な建築でした。

今も残るこの西洋風の正門は洋館と対になっていました。御用邸では最初で唯一の西洋式の門となっています。また、正門は特別な行事がない限り閉ざされたままになっています。

東附属邸

東附属邸は明治36年、昭和天皇(当時皇孫殿下)の教育のために造営されました。未来の天皇の教育の役割をはたしてきたのです。

現在、東附属邸は茶会やその他の文化行事にしばしば利用されています。

 

島郷海岸

牛臥山へ続く道

反対側には内浦、西浦が見えます

島郷海岸は海辺の散策路「潮の音プロムナード」の一部です。

目の前に広がる駿河湾の潮騒を感じながらのウォーキングは格別です。

 

沼津市のシンボル御成橋

明治9年、沼津市内で初めて狩野川に架かる橋として開通しました。この時は木製の橋が架けられ港橋と呼ばれていました。しかし、洪水による破損が続いたため、明治45年には鉄橋に改築されました。そして、この橋は、皇族方が川を渡る際に通過されたという事で、大正元年に「御成橋(おなりばし)」と改名されました。

 

開園50周年記念が開催!!

今年10月10日から11月22日までの期間、記念事業が行われます!

旧御料車である「ニッサンプリンス・ロイヤル」の特別展示や、雅楽師の東儀秀樹さんのスペシャルコンサートなどなど、様々は企画が行われるので是非お越しください!

沼津御用邸記念公園 開園50周年記念事業を実施します!

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